メッセージ

 

~「信仰のバトン」~    吉村知子

本日は「召天者記念礼拝」です。1979年に豊山町に建てられた愛知新生キリスト教会は、今年で42年を迎えます。教会の創設に関わった方々は、どのような思いで教会の誕生を迎えたのでしょうか。「やっと教会が建った!」と感無量の気持ちと、「これからだ!」と、身の引き締まる気持ちが交錯したのではないでしょうか。それから
40年余りの今日、私たちも信仰の先人たちの思いを引き継ぎ、今ここにいます。
「信仰の継承」を考える時、旧約聖書の、モーセからヨシュアに信仰のバトンが渡された出来事を思い出します。出エジプトを果たしたモーセ。神への従順と反逆を繰り返した”神の民“の指導者として強大な力を発揮したモーセ。与えられた使命を果たしたモーセは、信仰のバトンをヨシュアに渡します。ヨシュアとは「神は救い」の意味があり、生涯神に従い通した人です。ヨシュアもイスラエルの民も、まだ見ぬ未来を思い、恐れを抱いたことでしょう。しかし神は、「雄々しくあれ、強くあれ!」と励ますのです。「あなたがどこに行っても、あなたの神、主は共にいる」(ヨシュア1:9)との約束を与えてくださいます。愛知新生キリスト教会をこれまで42年間、守り導いてこられた神は、今日も私たちと共におられ、信仰のバトンを渡してくださいます。

「私たちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上・・・自分に定められている競争を忍耐強く走り抜こうではありませんか」(へブル12・1)。