～信じること～　　　　池山好明
　　
　信じることの難しさ。
現代は信じるということよりも、知ること、実行すること、これが大切だと思う人が多いのではないでしょうか。しかし知識があって、行動力、実行力があり、また愛するということー――これらはみんな信じるという態度から生まれていること。信じないで、人は生きられないということを忘れているんじゃないでしょうか。
　また、神を信じるということにも否定的です。信仰なんて独りよがりで、思い込み。この世に自分のほかに頼れるものがあるか。裏切られて泣かないために、信じるな、というように。
　しかし今日の聖書個所ヨハネによる福音書3章16節にも、聖書全体にも「信じなさい」というのです。なぜなら、神がいらっしゃるからです。神が私たちを愛し、救うからです。