メッセージ

  

~「祈り」~ 池山好明
 祈りは、手を組み、目を閉じて、頭を垂れて、という決まった姿勢で祈らなければならないものではありません。目を開いたまま、道を歩きながら、仕事をしながら、あるいは台所でも、祈ることはできます。
 それでは、どんな言葉で祈ったらいいのでしょう。「アバ、父よ」そんな短い祈りでも十分ですが、もう少し祈りを通して神に語り掛けたいというときもあります。そんな時はだれかの真似をすればいいのです。学びは真似(まね)びから始まるんです。また、自分の言葉で祈れない時は、誰かによって用意された祈りの言葉をまねてもいいのです。世界中に祈りの素晴らしい人が多くいます。それを手本にしながら自分の祈りの言葉を導いてくれる良い手本に出会い、祈ることを覚えていくのも楽しいことだと思いませんか。
もっとも参考になるのは聖書の中の詩編です。まさに祈りの学校と呼ばれるほど、祈りの手本とされてきました。
またイエス・キリストが教えてくださった主の祈りの言葉の一つ一つをじっくり味わいながら祈ることもいいでしょう。