~本日のメッセージ「イエス誕生の約束」~澁谷和美
ルカによる福音書1章26節より38節
祭司ザカリアのところへ天使ガブリエルが現れた、その6か月後、ガリラヤの片田舎の一人のうら若い娘マリアのところにも彼は現れた。彼女はすでに婚約中であった。その彼女にガブリエルは神からの授かりによって神の子のイエスが生まれると告げた。受胎告知である。
・「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。(28節)」
・「恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。(30節)」
・「あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。(31節)」
・「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。(35節)」
神の使いが現れるということがにわかに信じがたいところに、神の子を産むという知らせ。彼女にとって、なんとも言い難い、畏れ多い言葉か、はたまた全く想像もつかない頭が真っ白になる事柄か。
しかし、戸惑いは親戚のエリザベトのあり得ない懐妊の情報で、打ち消された。
彼女は、自分を聖なる者として神が持ち上げてくださり、聖なる神の子を産むというお告げを信じて、受け入れる決断をした。
そこに彼女のどのような思いがあるか、記されていない。
ここにも神の一方的な介入の出来事があった。