～本日のメッセージ「いてもたってもいられない」～澁谷和美
ルカによる福音書1章３９節～５６節
　聖霊によって神の子を身ごもると天使ガブリエルより告げられたマリア。天使は戸惑うマリアに「 あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている(36節)」と告げた。
マリアはいてもたってもいられなくなり、ナザレから100キロも離れているユダの山里に向かった。
エリサベトのお腹の子はマリアの挨拶におどった。母親のエリサベトは、お腹の子の思いを受け止め、マリアを祝福しました。
「 あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました（４４節）。 主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう(45節)。」
マリアは高らかに主を賛美して歌うのです。すでに天使ガブリエルの前に戸惑うマリアではなく、一人の信仰者として神の前に立たされています。
「私の魂は主をあがめ、/私の霊は救い主である神を喜びたたえます。
身分の低い、この主のはしためにも/めをとめてくださったからです。
今からの地、いつの世の人も/私を幸いな者というでしょう。」(1：46~ 48)