メッセージ

  

~本日のメッセージ「安息日の主」~澁谷和美牧師
ルカによる福音書6章1節~11節
イスラエルの民にとって安息日は神が与えられた祭りの日である。
第一に神が6日間ですべての創造の業を終え、7日目に休まれた。そして「主は安息日を祝福して聖別された(出エジプト20:11)。」とある。主の安息日に人も家畜も奴隷もすべてのものが休むことができるようにと。いのちの主は創造したすべてのものに価値の違いを許さない。
第二にイスラエルの民はかつてエジプトの国で奴隷であったが「主が御手と御腕を伸ばして(申命5:15)」解放してくださった。奴隷からの神の救いの出来事を思い起こす日として安息日を守るよう命じられた。
いつの間にか、喜びの安息日が律法の細かな規定により、人々は縛られ、その意味を見失った。
ある時パリサイ派の人々が弟子たちの行動に対し安息日規定に抵触したとして彼らを批判した。
イエスはかつてのダビデ王が、神の家に入り、祭司のほかには食べることが禁じられている備えのパンを取って供のものとともに食べたエピソードを語った。
そしてご自分を「安息日の主である」と言われた。
今、私たちは日曜日を主の日として教会に集い、礼拝する。主イエスが十字架の上で死なれ、葬られ3日目に復活された、主のよみがえりの日を尊び喜ぶ。そして再び来たりたもう主を待ち望み今を生きるのである。