メッセージ

  

~本日のメッセージ  「洪水の終わり」 ~澁谷和美牧師
   創世記 8章1節~22節
8:1 神は、ノアと彼と共に箱舟にいたすべての獣とすべての家畜を御心に留め、地の上に風を吹
かせられたので、水が減り始めた。
洪水は自然に収まったのではない。神が先ず、箱舟にいたノアたちと動物たちを想い起こされて、風を地の上に吹きわたらせたので、水は減りはじめた。神の想起が救済の始まりであった。水はどんどん減っていき、箱舟はアララト山の上に止まった。今度はノア自ら箱舟の窓を開け、鳥を放って水の引き具合を確認した。4度目に放った時、鳥はノアの元に戻ることは無かった。
ノアが600歳の2月17日(7:11)に始まった洪水は601歳の2月27日(8:13,14)に完全に乾いた。神は箱舟から出ることをノアたちに促された。それは洪水の後、大地の荒廃の真っただ中への帰還である。箱舟にいたすべてのものたちが神の御声に従い外へ出た。
 8:20 ノアは主のために祭壇を築いた。そしてすべての清い家畜と清い鳥のうちから取り、焼き尽
くす献げ物として祭壇の上にささげた。 8:21 主は宥めの香りをかいで、御心に言われた。「人に
対して大地を呪うことは二度とすまい。人が心に思うことは、幼いときから悪いのだ。わたしは、
この度したように生き物をことごとく打つことは、二度とすまい。
人々の悪に満ちた世界で、たった一人、神によって選ばれ立てられたノアによって、神のご計画は実行され、今、ノアのささげた供儀による宥めの香りを神は受け入れられた。神は人が犯した罪による大地への呪いを解き、また人間の思いがたとえどのように悪であっても、二度と地上のすべてのものを滅ぼすということはしないと決心された。変わることのない罪深き人間、神ご自身が人間に対して変わってくださった。