メッセージ

  

~本日のメッセージ  「約束の虹」 ~澁谷和美牧師    
  創世記 9章1節~17節
◎神の痛み
神の似姿に造った人類を滅ぼす痛み、それは耐え難い痛みであったはずである。しかし、神は決意された。そして洪水の後、再び決意された。人間がどんなに愚かであろうとも、その本来性を失っても、神自ら滅ぼすことを止めるということを。その徴として雲の中に虹を置かれた。虹は弓の形をしている。また虹はヘブライ語で弓という意味を持つ。人間の命を奪う武器を象徴する虹を置かれた。人を滅ぼすことをしないという約束として。
 地の上に起こる大災害で人が亡くなる時、神の裁きだ、その人たちに罪があるからだという人たちがいる。神はそのような方であろうか。決してそうではないと私は思う。
◎神の譲歩
神はすでに人間が肉食を始めていたことに対しても譲歩して受け入れられた。しかし、「いのち」である血は食べることを禁じた。虹の契約は人間だけでなく、生き物たちとも結ばれた契約である。神にとって生き物たちもまた神の大切な「いのち」の存在である。
9:5 また、あなたたちの命である血が流された場合、わたしは賠償を要求する。いかなる獣からも
要求する。