メッセージ

  

~「新しい希望へ」~澁谷和美牧師    
イザヤ書 49:1―6
 本日は子ども祝福式です。子どもたちがその命を十全に生きられる環境が与えられるようにと祈るばかりです。子ども権利条約を載せてみましたが、当たり前のようでなかなか守られていない現状を見ます。

・差別の禁止(差別のないこと)
すべての子どもは、子ども自身や親の人種や国籍、性、意見、障がい、経済状況などどんな理由でも差別されず、条約の定めるすべての権利が保障されます。
・子どもの最善の利益(子どもにとって最もよいこと)
子どもに関することが決められ、行われる時は、「その子どもにとって最もよいことは何か」を第一に考えます。
・生命、生存及び発達に対する権利(命を守られ成長できること)
すべての子どもの命が守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療、教育、生活への支援などを受けることが保障されます。
・子どもの意見の尊重(意見を表明し参加できること)
子どもは自分に関係のある事柄について自由に意見を表すことができ、おとなはその意見を子どもの発達に応じて十分に考慮します。

子どもたちの権利が真に守られている社会は、また社会的弱者である人たちの権利も守られている社会ではないでしょうか。今月4回に渡って主の僕の歌に聞いていきますが、その僕の姿にもまたイスラエルの神が望まれる真に公正と正義の行われる社会に造り出すものとして描かれております。
わたしたちは一人一人が今神の世界の平和の実現を、いのちの尊厳が守られるように祈ること、世界中の平和への祈りの連帯が求められております。創造の神は今も新しい希望の出来事を起こしてくださる方です。