メッセージ

  

~本日のメッセージ「心満たされる礼拝へ」~澁谷和美牧師 
ヨハネ4章1~26節(p169―170)
今日のところ4章全体ではイエスが父なる神に促されて、ユダヤ人なら敬遠するサマリアの地に赴き、一人の女性と出会い、彼女の救いを通して多くのサマリア人がイエスを信じるようになった出来事が記されている。
  4:3(イエスは) ユダヤを去り、再びガリラヤへ行かれた。 4:4 しかし、サマリアを通らねばならなかった。
この言葉が今日の出来事の始まりである。サマリア人とユダヤ人の関係は何年も敵対関係にあり、できれば通行を避けたいところであったが、イエスは弟子と共にサマリアの町に入られた。
「通らねばならなかった」はサマリアを通ることは神の導きであったことを示す。そしてその時イエスは疲れておられた、疲れて座った井戸端で水を汲みに来た女性と出会うのである。彼女はイエスの言葉(「生きた水(10)」、「渇くことのない、永遠の命に至る水がわき出る(14)」)に心動かされた。「その水をください」とすかさず言った。彼女の飢え渇きをイエスはご存じのようだ。女性は導かれるままに自分のことを語った。
すべてを見抜いておられる存在に対し、彼女がしたのは礼拝問答だった。飢え渇きを満たす生きた水を頂く礼拝。
4:21 イエスは言われた。「婦人よ、わたしを信じなさい。あなたがたが、この山でもエルサレムでもない
所で、父を礼拝する時が来る。・・・4:23 しかし、まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を
礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。
まことの礼拝の恵みは、ユダヤ人だけでなくサマリア人にも等しく開かれている、その時が今来ている。