メッセージ

 ~本日のメッセージ「わたしは良い羊飼いである」 ~澁谷和美牧師
 ヨハネ10章7節~18節(p186~187)

10:11 わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。・・・10:16 わたしには、この
囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。・・・ 10:17 わたしは命を、再び受けるために、捨てる。

旧約聖書の中にも神を羊飼いに、民を羊にたとえているところがあります。詩編23編もそうです。1節から「主は羊飼い、私には何も欠けることがない」と始まります。また古代オリエント地方、ギリシャの古代でも支配者を羊飼いに、民を羊にたとえることがありました。
今日のところでは羊飼いは勿論イエスです。そして囲いの羊はユダヤの人たちでしょう。囲いの外の羊も救いに入れるおつもりでした。
「羊のために命を捨てる」とは十字架の上での刑死を指しますが、それは「再び命を受けるために捨てる」とあるように再び受けるために命を捨ててくださったのです。それは私たち救われたものがイエスによって永遠の命を受けることができるようになるためでした。支配者は自分の命を民のために捨てることはありません、かえって民が支配者のために命を捨てることを要求されることが多いです。
この方に救われ命をいただいた私たちは、すべての人の命がイエスによってあがなわれた尊い命であることを覚え続けたいと思います。命の軽視はイエスとイエスの父なる神を軽んじることでもあります。