メッセージ

~本日のメッセージ「しかし、勇気を出しなさい」~澁谷和美牧師
ヨハネ16章25節~33節(p201)
 明日は東日本大震災から13年となります。被災地支援委員会から報告と「祈りの絆」が届いております。共に祈りを合わせたいと願います。
 イエスの「私はまことのぶどうの木」宣言から、いよいよ十字架刑を控えての別れの時、弟子たちへの励ましの言葉が続きます。イエスの苦難の死、それはまた弟子たちの苦難でもあります。彼らは、もう身近にイエスを見ることができない時を迎えます。それは大きな悲しみと不安でもあります。そんな弟子たちに助け手となる存在「真理の霊」、聖霊が与えられるという約束が示されました(16:13)。それだけでなく、「イエスのみ名」によって神に願うことが許されます。ご自分の死の苦難を脇において、事細かな説明によって師を失う弟子たちを励ましています。
弟子たちはやっとイエスのことがわかり始めて、「私たちは信じます」と告白するのです。「今ようやく、信じるようになったのか」とイエスは言われました。どんな心情で言われたのでしょう。
それでもイエスは最大級の言葉でもって弟子たちが迎える新しいステージへ力強く押し出されるのです。
16:33 これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るため
である。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは
既に世に勝っている。