メッセージ


~本日のメッセージ「力を合わせて働く」~澁谷和美牧師
1コリント3章1節~9節(p302)
3:9 わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり、あなたがたは神の畑、神の建物なのです。
パウロはコリントの教会員に対し「あなたたちは、霊の人ではない、肉の人、ただの人として歩んでいる」と指摘します。3節にあるように「お互いに妬みや争いが絶えない」状態、そしてある人は「わたしはパウロにつく」と言い、またある人は「アポロにつく」と言い合っているからだと。
彼らのために働いたパウロやアポロを人間的な思いで選り分け、ひいきをし、グループを作って対立し合っているからです。使徒として種まきをし、また信仰の成長を導いた人たちが作る教会が、教会としての本来の姿を失いつつあることは働き人にとって悲しむべきことです。本来パウロたちにとって教会員は「神の畑、神の教会」のはずでした。どこから道を間違えたのでしょう。どこから与えられた信仰をはき違えたのでしょう。
できたばかりの教会は何度もつまずきつつ、神に立ち返る歩みではないでしょうか。
一つの教会の中だけでは、教会は成長しきれないので、パウロのような立場の存在による祈りとアドバイスが必要となります。また一方でアドバイザーとしての存在もまた神の前に深くへりくだる中で初めてその働きが活かされてくるものです。使徒たちも教会員も人間としての弱さを持ち、破れを持ちますがそれでも恐れずに互いに神を真ん中にして立ち続け、神の愛に応える歩みをそれぞれにしていくことを神ご自身も望んでおられます。